日経平均は連休前にも関わらず前場の謎の上げで最高値引け

今日の日経平均の値動きには驚かされましたね。

というのも、今日は連休を控えた金曜日

通常であれば大引けにかけて値を崩して安値引けというのも十分にあり得ますし、そうでなくても大抵の場合、後場は揉み合いの展開で上値を追うことは滅多にありません。

ところが今日の日経平均は最高値で引けました。

一体何があったんでしょう?

それではいつも通り備忘のためにマーケットの概況を記載しておきたいと思います。

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前場:ザラ場中に謎の上げ

今日の日経平均は、NY市場の5連騰を受けて140円高の18,281円で寄りつきました。

その後、売り買い交錯しながらも一時200円超の上げ幅まで到達したものの、売り圧力に押されるかたちで9:30頃には上げ幅を+56円程度まで縮小すると、18200-18400のレンジで上下します。

これに同調するように米ドル円も一時119.839円まで下げていきましたね。
ところが10:35分ごろ、為替が一気に円安方向へ進んで行くと、日経平均も上に跳ねると同時に再び上げ幅を拡大して行きます。

この時、米ドル円はチャート的にはあり得ない反発で、しかもわずか10分の間に100pipsほど上昇しています。
その後、日経平均は一時、日中高値の18,342円に迫る18,320円付近まで上昇しますが、その後は落ち着きを取り戻し、最終的に140円高の18,282円で前引けを迎えました。

ちなみに米ドル円は日経平均が前引けにかけて勢いを失ったのに合せて、上げ幅を縮小しています。

後場:高値寄り付きからの最高値引け

昼間のドル円は僅かに円高方向に触れますが、日経平均は後場に入ると182円高の18,323円と一段高で寄り付きます。

これにサヤ寄せするように米ドル円も上昇。
日経平均は13:00には一旦、18400円台を回復(18401円でしたがw)しましたが、この値動きにドル円はなかなか付いてきません。

結局、日経平均は、そこから少し下げたところでこう着状態に、米ドル円も揉み合いに入り徐々に無風状態になっていきます。
いつもなら、ここままジワジワ値を下げて行くパターンなんですが、ここから日経は再びジリジリと値を上げて行き13:40過ぎに再び18400円台を回復すると288高の18,429を付けてきます。

ここで米ドル円もようやく上昇を始めますが、120円回復には至らず。

日経は18400円台前半で、米ドル円は119.9円後半で、と再び高値圏で揉み合いとなって行きます。。。

さすがに14:00を過ぎると、連休を意識してか日経平均は崩れる様相を見せました。

ところが米ドル円が意外に底堅さを見せると日経平均も再び18400円台を上抜けると、ここにきてようやく米ドル円も120円を回復してきます。
日経平均は再び18400円台で揉み合い、米ドル円も120円を僅かに抜けたところで揉みあいました。
さすがに大引けが意識される14:50分ごろから値を下げ始めますが、それも限定的。

むしろ大引けにかけて上げ幅を拡大して行くと最終的に297円高の18,438円(この日の最高値)で引けました。

という訳で、今日の株式市場は「寄り高のジリ下げ」の展開かと思っていましたが、終わってみれば上げ幅を拡大しての最高値引けと驚きの結果となりました。

前場の日経、ドル円の上昇はなぜ起こったのか?

今日のポイントは前場で見せた、株式、米ドル円の急上昇ですよね。

あの急上昇で今日の相場は一変したといっても過言ではありません。
ちなみに、あの上昇の時点では、

  • 日経平均は下値圏のレンジでの揉み合い
  • 米ドル円もチャート的には上げる要素は全く無く、むしろ円高方向へと順調に進んでいた

にも関わらず、米ドル円がいきなり勢いよく反転したかと思うと僅か10分の間に100pips近くも上昇して見せるという不思議な動きでした。
この為替の反転について、ニュース等では、

  • 中国株高を意識した円売り
  • 日本株式市場の上昇

などが挙げられているようですが、これについてはかなり疑問です。
というのも、

  • この時点での中国市場は小幅高で、それほどインパクトがあるとは思えない。
  • この時点での日経平均も、まだレンジの範囲を抜けておらず、むしろドル円の上昇を追う様に上げていった。

という2点から、仮に上昇期待があったにしても、それだけで10分の間に100pips近くも上昇するというのは少々考え難いと思います。

加えて、後場にドル円が見せた底堅さも「為替の反転」に懐疑的な理由です。


確かに今日の中国市場は堅調でした。

ただ、中国市場の昼休憩中に日経が崩れそうになった場面でも米ドル円の下げは限定的で底堅さを見せましたし、その後も何度も日経が崩れそうになっても米ドル円は堅調に推移していましたし、むしろドル円が株式市場をけん引していたという見方の方がシックリきます。

これらの理由から、「単に株式市場が良かったから」というだけでは説明が付かない値動きだったと思います。
じゃあ何で?

と言われれば正確な答えは持っていませんが、他に理由が考えられるとすれば、

日銀の買いオペ通告

くらいでしょうか。

日銀の買いオペ通告って影響あるの?

日銀の買いオペ通告だって理由にはならないと言われたら元も子も無いんですけどねw

ちなみに、該当のニュースがこちら。

〔マーケットアイ〕金利:日銀が買入を通告、短国1.5兆円・国債1.18兆円 | Reuters

日銀は午前10時10分の金融調節で、国庫短期証券(TB)と長期国債の買い入れを通告した。TBの買入予定額は1兆5000億円と前回(1兆円)から増額。また、国債の対象は「残存期間1年超3年以下」「同3年超5年以下」「同10年超25年以下」「同25年超」の4本で、総額1兆1800億円。

内容は債券市場への買いオペですが、国債買オペの影響については次の記事にある通りそれなりの効果を持っていると言われています。

日銀国債買いオペ、年80兆円購入で14円の円安効果=渡辺東大教授 | Reuters

一部引用すると、

国債買オペ1回当たりの平均額は4000億円であり、1兆円規模に引き直せば、約2.5倍の17銭の効果とみている。

一方、為替介入は1兆円で0.6─1.8%の効果があるとされることから、「国債買いオペは為替介入の5分の1程度の効果を持っている」と渡辺教授は指摘した。

とあります。

まぁ今日は「日銀の通告があった」という話なので、どこまで影響が有るのかは解りませんが、

  • 通告にドル円が反応し10分の間に100pips近くも上昇するには十分な威力だった
  • 更に、買いオペを意識してドルを売り難い状況を作るには十分な内容だった

という事じゃないでしょうか。

今後の株式市場、為替への影響がどれだけあるのかは解りませんが、多少の下支えにはなりそうですね。

連休明けの日経平均の値動き予想

連休明けの日経の値動きですが、今日の最高値引けは大きいですね。

連休中に海外市場や為替が大きく崩れなければ堅調な値動きになると予想しています。
(今日の買いオペ通告が意識されれば為替も大きく崩れない?)

なお、連休明けに9/17に付けた18,468円を踏み越えてくれれば、9/9に付けた直近高値の18,770円を目指して上昇トレンドに入ってくれるんじゃないかと期待しています。

いずれにしても連休中の各市場は平穏に推移して欲しいモノです。

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